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第2146回例会:第3回心のスイッチ勉強会

2020年11月5日(木)
パレスホテル掛川

本日の行事は「第3回心のスイッチ勉強会」です。
もうお馴染みになりました、これっしか処店長中田繁之様による講演です。

「報徳」とは生きる知恵、生活の判断基準であり、前回お話があったように報徳を日常の生活の中で身近に感じ、振り返ってみた時に「報徳とはこういうことだったのか。」と思ってもらえることが大切だということでした。
本日のキーワードは「知行合一」・「内をしっかり」・「推譲」の三つです。

「知行合一」の知は学ぶこと、行は行動することです。
学んだことを失敗を恐れず実行に移して成果に結びつけることが大切で、知識も行動から経験を通して智恵となるとのことです。
逆説的に言えば、どんな行動を起こすかによって何を学ぶかが見えてくるということでしょうか。
 
「内をしっかり」とは、たとえその時は自分のがんばりが認められなくてもきっとそのがんばりを見ていてくれる人がいる。だから努力することは決して無駄なことではないし、また同時に他人のがんばりを認められるような人にならなければいけないということです。
論語に「徳は弧ならず、必ず隣有り」という言葉があるそうです。徳のある人は孤立しない、必ず親しい仲間ができるという意味です。他人のがんばりを素直に認められるよう常に心掛けたいものです。
 
「推譲」とは譲り合いの精神です。車の運転中での譲り合いや乗り物での座席の譲り合いなどみなさんにも経験があるのではないでしょうか。
「情けは人のためならず」というように、人に親切にしておけば自分にも良い報いが巡ってくる(その期待を前提としてはいけませんが)かもしれませんし、その譲り合いの行動はきっとだれかが見ていてくれると思います。

 


余談ですが、テレビドラマの「半沢直樹」で大和田常務がこんなことを言ってました。
「施されたら施し返す、恩返しです。」