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第2214回:ガバナー公式訪問

2214回 例会

ガバナー公式訪問

 

1020日(木)パレスホテル掛川にて、淺原涼蔵ガバナー、鈴木義弘ガバナー補佐、松浦正秋地区福幹事をお迎えし、ガバナー公式訪問例会を開催致しました。

 

淺原ガバナーより

.自己紹介

.澁澤栄一と4つのテスト

.ジェニファーRI会長テーマ説明

.202223年度年次目標(イマジン・ロータリーについて)

.DE I

について動画を交え分かりやすく説明を頂きました。

 

淺原ガバナー貴重なお話しありがとうございました。

 

ガバナー公式訪問挨拶

 

 今年度、ガバナーを務めます浅原でございます。本日は掛川ロータリークラブを公式訪問させていただく機会を得ましたことに感謝申し上げます。

公式訪問するに当り、可能な限り合同例会ではなく一つずつ訪問させて下さいとお願いをしましたが、それは地区内74クラブあれば74通りの例会の進め方があることを体験したかったということと、各クラブご自慢の美味しい食事を出来るだけ味わいたかったからです。

 さて昨年の小林年度に引き続き、私の年度も残念ながらコロナ禍のためPETS、地区研修協議会をリアルで開催できませんでした。特にPETSは各クラブ会長に直接、RI方針やRIテーマについて説明する良い機会となる筈でしたが、適いませんでしたので本日、時間の許す限り丁寧にお話したいと思います。

 今年度、ジェニファーRI会長のテーマは「イマジンロータリー」です。これはロータリーといえども時代の流れ、変化に無縁ではなく時代に即したロータリーをイマジンして下さいという呼びかけです。ロータリーの本質は変わらないものの、新しいクラブの設立や受け入れ、DEIといった考え方がそれにあたります。

 新しいクラブの設立を提唱するのは従来型のクラブでは、入会を希望しても仕事の都合などで、それが敵わない人達を迎えるための工夫です。そしてRI

DEIを今年度の最優先事項に位置付けしています。ただ多様性、公平さ、インクルージョンと言っても我々、日本のロータリーには理解しづらいと言いますか、馴染みにくいと言った側面がありますが、それを分かり易く話をすることがガバナーの役割と考え、DEIに附いてお話したいと思います。

 DEID、ダイバーシティ「多様性」の意味を「あらゆる背景を持つ人や、幅広い文化、経験、アイデンティティの人を歓迎します」とRIは説明しており、そして「あらゆる」とは民族、人種、肌の色、言語、宗教等を指す訳ですが、この辺りが単一民族、単一言語の日本の社会にとって馴染みにくい部分ではないでしょうか。

 私はこれをもっと日本のロータリー向けに分かり易く「多様性とは、一つは女性会員を増やすこと、二つ目は異業種、これまで自分達のクラブには居なかったような職業分類の人を会員として迎えましょう」と説明しています。会員候補者を企業経営者や弁護士、医者といった従来からある職業分類ではなく、もっと違う分野に新たな候補者を求めることが、日本のロータリーにとっての多様性と考えます。

「公平さ」に附いては、改めて話すまでもないと思いますので、「インクルージョン」に附いて説明します。RIではインクルージョンを組織に所属する人、すべてを包み込むに受け入れることと定義しておりますが、分かり易く説明しますと、入会して何年が経過したから、あの会員には今年、〇〇を担当してもらうといった具合に年数で役割を決めることは、インクルージョンに反します。

 ロータリーに入会して何年ではなく、その人に適した役割、その人が力を発揮できる役割を担ってもらうことがインクルージョンです。

 限られた時間に全てをお話し出来ませんので、ガバナー月信でも説明しておりますので、そちらも参考にしていただければと思っております。

 最後に掛川ロータリークラブ様の益々のご発展をご祈念申し上げて、ガバナー公式訪問挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。